鱸新聞

Seabass Newspaper Digital Edition

マルジン ノーテンはシーバスでどう選ぶ?6・2・ミニ・150の結論

シーバスのバチやマイクロで、ハードルアーの反応が薄いときに、マルジンのノーテン(NO-TEN)はどのモデルを選べばよいでしょうか。ノーテンはコアにワームを差し込む交換式で、公式が目指したのは「揺らぎ」と「漂う」です。向くのは、港湾バチとくるくるバチの速度違い、ハクやイワシのマイクロ、サヨリやコハダ寄りの大型ベイトです。向かないのは、中層以下をこのシリーズだけで長く探ることと、青物の強いファイトを標準フックのまま続けることです。筆者は未使用なので、以下はメーカー公式と商品ページの整理です。

この記事の結論

  • 基準の速度と飛距離はノーテン6(総重量約12g)です。くるくるバチで速度を落とすならノーテン2(約9g)です。
  • 港湾バチ、イワシ、ハクのマイクロはノーテンミニ5(10g)です。公式はただ巻きに加え、トゥイッチも効果的と書いています。
  • サヨリや10〜15cmのコハダにはノーテン150(150mm / 24g)です。浮かせてドリフトや引き波なら150ZERO(150mm / 15g)です。
  • 6と2の全長は公式ブログにありません。販売店は117mmと120mmが混在しているので、表には入れていません。

マルジン ノーテンの基本情報

ノーテンは、株式会社マルジンの交換式プラグインワームです。重量とフックは、公式ブログか公式ショップに数字があるものだけを表の本体にしています。全長が商品ページだけの項目は、その旨をセルに残しています。

項目内容
メーカー株式会社マルジン(ブランドは MARUJIN。公式ショップは嶋田仁正氏の経験値をうたう)
製品名NO-TEN(ノーテン)
構造コアボディにワームを装着。取説のパッケージはコア1、ワーム2
コンセプト揺らぎと漂う。ハードプラグでは出にくい微妙な揺れ
標準フック6・2の取説は SAMURAI HOOK #10。150と150ZEROの純正は #6
得意レンジ表層から水面直下。深度のメートル表記は公式にない
得意パターンバチ、マイクロベイト(ハク・イワシ)、サヨリ、コハダからコノシロ
向く人バチの速度違いと、ソフトの漂わせをボックスに欲しい人
向かない人中層ミノーの代わりが欲しい人。青物のパワーゲームを標準フックで完結したい人
モデル全長 / 自重タイプフック公式が置く役割
NO-TEN6総重量約12g。全長は公式ブログに記載なしシンキング。お尻下がりSAMURAI HOOK #10マルチ。バチの基準速度。海では PE1.5〜2号も扱える、と開発記
NO-TEN2総重量約9g。全長は公式ブログに記載なしスローシンキング。ラインを付けた真水では水平取説のシリーズ標準は #106の半分以下の速度で同じレンジ。くるくるバチ
NO-TEN mini590mm / 10g。全長は商品ページ、重量10gは公式ブログシンキングSAMURAI HOOK #10×2(商品ページ)港湾バチ、イワシ、ハク。トゥイッチでドッグウォーク
NO-TEN150150mm / 24gシンキングSAMURAI HOOK #6×2大型バチ、サヨリ、コハダ。ビッグベイトタックルでも扱える重量
NO-TEN150ZERO150mm / 15gフローティング。水平で潜らない純正 #6。バチは #8、渋ければ #10引き波、ドリフト、スキッピング、表層ドッグウォーク
NO-TEN120ZERO公式商品ページに全長・自重の記載なしフローティング確認した公式商品ページに記載なし巻きスピードと引き波。バチ用の ZERO

6と2の全長は、ヨドバシなどが120mm、宮川丸などが117mmです。公式ブログに全長がないため、表は総重量だけにしています。コア単体のグラムも公式ブログにはなく、販売店は6がコア6g・総重量約12g、2がコア3g・総重量9gと書くことが多いです。公式として置けるのは、総重量の約12gと約9gです。一部店舗のノーテン6はフック #8 ですが、取説は #10 です。表のフックは取説に合わせています。

ミニ5の90mmは、LureShopFROG、ナチュラム、キングフィッシャー、キャスティングの商品ページが一致しています。公式ブログはウェイト10g、タングステン5個、全10色とだけ書いています。希望小売価格1,925円(税込)はこれらの販売店の表記で、公式ブログに定価はありません。150ZEROは公式ショップが2,100円(税抜)、120ZEROは1,500円(税抜)です。

開発の起点は 2023年7月の開発記、150の数字は 2025年1月の発売告知、150ZEROの150mm / 15gは 公式ショップ です。

ノーテンは何が違うのか

ノーテンの違いは、表層の揺らぎを、交換できるワームで出したことです。最初の製品は2023年のノーテン6で、その後に2、ミニ5、150、ZEROが加わっています。

2023年7月の開発記は、シマノの COO で水面直下10cmまでは一区切りだとしたうえで、硬いボディでは微妙な揺らぎに限界がある、と書いています。スティックやアイ字、ジョイントのバチルアーも同様だ、という出発です。最初はコア内蔵の非交換式で、西日本のクサフグ対策から交換式に変えた、とあります。

ウェイトをゼロにした浮くタイプは、後の関東バチと宍道湖のサヨリで使った、と開発記にあります。最初に売り出したのはウェイト最大の CORE6 で、秋のやや良いベイトと飛距離が理由です。2023年12月の記事は、ノーテン6を「今年発売」と書いています。

取説の中身は、コア1とワーム2です。付属のモビロンバンドは二重にして、後方フックの前に巻きます。公式は、コアのズレとキャスト時のワームの伸びを抑え、付けるだけで飛距離が20%近く伸びる、と説明しています。リングは通常品です。強化リングはルアー側が壊れる、という理由で不採用です。150はバンドが大きく、2点止めが公式の結論です。

テストに残ったアクションとして「ノーテン1」、プロトとして「ミニ2」が開発記に出ます。2025年5月の公式がバチ用に列挙しているのは、2、6、mini5、150、そして ZERO です。1とミニ2は、この列挙には入っていません。

ノーテン6と2はバチでどう使い分けるか

バチの基準はノーテン6、速度を落とす替えはノーテン2です。公式は、同じレンジを2なら6の半分以下の速度で保てる、と書いています。くるくるバチで6が他のルアーに負けた局面を、2が埋めた、というのが製品化した理由です。

公式が示す違い

6の総重量は約12gで、バランスはお尻下がりです。2は約9gで、ラインを付けた真水では水平になるよう調整した、と2023年12月の開発記にあります。ウェイトルームは6個あり、入れる数でバランスが変わる、という説明です。販売店の商品文は、2のコアボディは6と共通、と書いています。

2023年12月の結論は、バチは CORE6 と CORE2 の二つを回せば対処できる、というものでした。2は2024年2月末の個数限定として案内されています。速度の話はバチに限らず、一年を通してレンジとスピードが大事だ、とも書いてあります。

巻き方と合わせ

河川の6は、ラインを張りすぎず緩めすぎず、スラッグを巻き取るイメージです。約12gあるので、放置すれば沈みます。公式は、ロッドで送りながら流れに乗せる、と書いています。ボディの半分近くが弱い流れにも揺れる、という説明です。

バイトはテンションが掛かっていないときに強く出る、と開発記にあります。強いタックルでハードに合わせると、SAMURAI HOOK でも持たないので、公式はほどほどのフッキングと巻き合わせを勧めています。2024年5月の ZERO の釣行記も、合わせはせず巻き合わせ、と書いています。

取説のタックル例は、バチ抜けで使うセットが標準です。宍道湖の例は、ロッドがジェノス87L+、リールがヴァンキッシュ2500SHG、ラインがピットブル8+の0.6号にナイロンリーダー16lbです。瀬戸内の激流なら PE2号とリーダー40lbでも6は使えるが、フックは8番にする、とあります。ハマチ以上は、8番でもフックが厳しい、と取説は書いています。

使わない方がよい条件

  • 6のフックを #6 まで大きくすること。公式は、バイトが極端に減る、と書いています。標準は #10、強いファイトは #8 までです。
  • テンションを張ったままの合わせ。公式が書いているバイトは、ラインが張っていない状態です。
  • 2を6と同じ速度で巻いて、レンジの差を期待すること。公式の差は、半分以下の速度で同じレンジを保つ点です。

ノーテンミニ5はマイクロベイトで使えるか

使えます。公式は、港湾バチ、イワシ、ハクの順に効果があり、総じてマイクロベイトに強い、と書いています。2026年2月の東京湾の記事は、春のくるくるバチになるとミニが主力になる、とも書いています。

2024年12月の追加告知は、ウェイト10g、タングステン5個、全10色です。小型でも飛距離はノーテン6に迫る、とあります。素材は他のノーテンより柔らかく、魚を釣ったあとのズレは大きめなので、直すときは丁寧に、と注意があります。ただ巻きの揺らぎはボディが小さいぶん小さく、トゥイッチとシェイクではドッグウォークが出る、と公式は書いています。公式は、狙って作った動きではなく、使って見つかった、と書いています。

使い方は、ただ巻きでもトゥイッチでもよい、と告知にあります。明暗をただ巻きで食わせ、その後トゥイッチに替えた、というメーカーの例もあります。70cmを超えるとほぼ飲まれるので、リーダーは16lb以上が公式の勧めです。コノシロやサッパが抜けたあとのボトムが終わると、小型の出番だ、とも書いています。

商品ページの10色は、ナイトチャート、デイブルー、リアルハク、ナノハナ、リアルマイワシ、キャンディクリア、ドクリア、ローズウォリアー、シロピン、レッドヘッドクリアです。公式ブログは色名を書いていません。

向かないのは、150mmのサヨリやコハダをミニ5のシルエットで置き換えることです。公式がミニに置いているのはマイクロで、150とは逆のサイズだ、と2025年1月の記事にあります。

ノーテン150とZEROは大型ベイトと浮かせに使えるか

150はシンキングの最大サイズで、サヨリやコハダに公式が使っています。150ZEROは同じ150mmのフローティングで、潜らずにドリフトと引き波を出すモデルです。120ZEROはバチの巻きスピード用ですが、確認した公式商品ページに全長と自重がありません。

ノーテン150

公式ブログのスペックは、150mm、24g、SAMURAI HOOK #6×2 です。2025年1月の告知は3月中の発売予定で、2月の記事は受注開始、店頭は3月初旬予定と書いています。24gはビッグベイトタックルでも扱える重量だ、とあります。

バチとして見るなら、宍道湖・中海の5月以降の大型バチが公式の例です。同時に、150mmがあればベイトの種類に関わらず効果が期待できる、とも書いています。2025年4月の記事は、基本はベイトフィッシュパターンで、バチにも効く、と書いています。

晩春の瀬戸内のサヨリでは、リアルサヨリとデイブルーにバイトが集まり、アピール色ではレッドヘッドクリアと天草ブルーだった、と開発記にあります。受注時の10色に天草ブルーの名はないので、レギュラーカラーとは分けて読んでください。同じ記事は「ノーテン120」とも比べ、150の方がバイトが深かった、と書いています。120という単体のスペック表は、確認した公式ブログにありません。

東京湾の例は、コノシロと書きつつ実体は10〜15cmのコハダだ、と公式が断っています。その日はスキッピングとドッグウォークが効いた、とあります。2025年4月の記事は、デイゲームでは水中ドッグウォークが効果的だ、という助言も残しています。

受注時の色は、デイブルー、リアルハク、ナイトチャート、ナノハナ、ドクリア、リアルサヨリ、キャンディクリア、シロピン、レッドヘッドクリア、イソメです。イソメは新色で、他のノーテンへは今後採用する、と2025年2月の記事にあります。2025年8月には、6へヒラノノウエン、チャートヘッドピンク、ハピネスレモンが追加されています。チャートヘッドピンクは150から持ってきた色です。

150ZEROと120ZERO

公式ショップの150ZEROは、150mm、15g、フローティングです。水平姿勢なので潜らない、と商品文にあります。引き波、ドリフト、スキッピング、表層のドッグウォークが用途で、秋のコノシロに強い、とも書いています。2026年2月のブログは、通常の150とZEROはコアが共通なのでワームを付け替えられる、と説明しています。

同じ2026年2月の記事は、サイズ狙いなら150ZEROに分がある、と千葉スタッフの平野氏の傾向を書いています。使い方の例は、流れに任せるドリフトです。純正フックは6番で、バチでは8番へ落とし、渋ければ10番でもよい、とあります。針は小さいほどよい、という注意です。通常150のナノハナを水面直下で引く日もある、とも書いています。中国地方は6が本命、春のくるくるはミニが主力、という地域と季節の分け方も同じ記事にあります。

120ZEROは公式ショップにあり、フローティングで、バチの巻きスピードと引き波のための最後のピース、と商品文にあります。価格は1,500円(税抜)です。全長、自重、フックは、確認した商品ページに書いてありません。スペック比較の根拠にはしません。

2024年3月の ZERO 案内は、当時はプロトタイプで、塗装前のトップコートだけ、と書かれています。フローティングでも、ボディとワームの隙間に水が入ると緩やかに沈むことがある、とあります。ただ巻きの揺らぎは6より少なく、流れでは流すだけで揺れる、とも書いています。この水入りの注意は、2024年3月のプロトタイプ案内にあります。現行150ZEROの商品文には、同じ注意は見当たりません。

使わない方がよい条件

  • 港湾のマイクロ専用に150の24gを使うこと。公式がマイクロに置いているのはミニ5です。
  • 150ZEROに、6と同じただ巻きの揺らぎを期待すること。ZEROの公式は、浮力によるドリフトと引き波です。2024年の案内は、ただ巻きの揺らぎは6より少ない、と書いています。
  • 120ZEROの重さや長さを、6や150の数字から推測して選ぶこと。公式商品ページにその数字がありません。

類似ルアーとの使い分け

ノーテンの中は、速度とサイズと浮くか沈むかで分けます。系列の外では、すでにチェイスがあるハードのシンペン(シンキングペンシル)やフローティングを、ソフトへ替えなくてよいです。ノーテンは、揺らぎと漂わせが足りないときの別手です。

使うルアー向く状況
ノーテン6バチの基準速度。飛距離と、やや大きめのベイト。中国地方の本命サイズ、と2026年の公式
ノーテン26より遅い。くるくるバチ。ライン付きで水平に近いバランス
ノーテンミニ5港湾バチ、イワシ、ハク。春のくるくる。トゥイッチのドッグウォーク
ノーテン150サヨリ、10〜15cmのコハダ、大型バチ。スキッピングとドッグウォーク
150ZERO同じ150mmを浮かせる。ドリフト、引き波、表層ドッグウォーク。サイズ狙い
120ZEROバチの巻きスピードと引き波。全長と自重は公式商品ページに記載なし
コルセア65 ボーンモデル港湾バチを、65mm / 7.0gのハードシンペンで皮一枚下に通すとき
ノガレ120Fバチを、フローティングミノーの水面スローで探るとき

港湾バチのハード側は コルセア65ボーンモデル と マニックスロー95 に整理があります。水面を浮かせて遅く巻くミノーは ノガレ120F です。チェイスが来ているなら、そのハードを続ける方が役割ははっきりします。

よくある質問

質問への回答は、公式に書いてあることと、未使用のための整理を分けています。

ノーテンは全部買う必要がありますか?

必要はありません。湾奥のバチなら6を基準に、速度が足りなければ2を足します。マイクロと春のくるくるならミニ5、サヨリやコハダなら150です。浮かせるドリフトが欲しいときだけ150ZEROを検討してください。120ZEROは、全長と自重が公式商品ページに無いので、数字で選ぶ対象にはしません。

ノーテン6と2は何が違いますか?

公式の差は重量と姿勢と速度です。6は約12gでお尻下がり、2は約9gで、ラインを付けた真水では水平です。2は6の半分以下の速度で、同じレンジを保てます。くるくるバチでこの差が出た、と2023年12月の開発記にあります。全長は公式ブログに記載がありません。

ミニ5はバチ抜けに使えますか?

使えます。公式が効果の順に挙げている先頭が港湾バチです。2026年2月の記事は、春になってくるくるバチになるとミニが主力になる、と書いています。70cm超は飲まれやすいので、リーダーは16lb以上が公式の勧めです。

150と150ZEROはどう違いますか?

150は150mm / 24gのシンキングで、純正フックは #6×2 です。150ZEROは150mm / 15gのフローティングで、水平なので潜りません。ZEROは引き波、ドリフト、スキッピング、表層ドッグウォークです。コアは共通なので、ワームは付け替えられる、と2026年2月の公式にあります。

フックは変えてよいですか?

状況で違います。6と2の標準は #10 で、強いファイトは #8 までです。#6 まで大きくするとバイトが減る、と取説にあります。150ZEROのバチは逆で、純正の #6 から #8、渋ければ #10 へ小さくする、と2026年の公式が書いています。青物のハマチ以上は、8番でもフックが厳しい、と取説にあります。

ハードのシンペンが効いている日も替えた方がよいですか?

替える優先度は低いです。ノーテンの公式の役割は、硬いプラグでは出にくい揺らぎと漂いです。チェイスやバイトが既にあるなら、そのハードを続ける方が、コルセア65やノガレ120Fとの役割分担に合います。

まとめ

マルジンのノーテンは、表層の揺らぎを交換式ワームで出すシリーズです。バチの基準は約12gの6、遅いくるくるは約9gの2、マイクロは10gのミニ5、大型ベイトは150mm / 24gの150、浮かせるなら150mm / 15gの150ZEROです。6と2の全長と、120ZEROの全長・自重は、確認した公式にありません。次の出撃では、ベイトがマイクロならミニ5をただ巻きからトゥイッチへ、バチで速度を落としたいコースだけ2へ替えてみてください。

セイルアッパー120FとSBロデムRアッパーは秋のシーバスに使える?

秋のシーバスで、ハードルアーの反応が薄いときに結ぶソフト系は、表層用と中層用で分けた方が判断しやすいです。ダイワのモアザン セイルアッパー120Fは2026年5月発売のフローティングスイムベイトで、公式の主眼は水面直下の落ち鮎とコノシロです。モアザン SBロデムRアッパーは2026年4月発売のシンキングのジグヘッド+ワームで、公式は水平姿勢とシャローをラインアイで切り替えます。向くのは、水面に大型ベイトが見える日の120Fと、表層に出てこない日のRアッパーです。向かないのは、ハードですでにチェイスがある日に両方を主軸にすることと、大型コノシロのサイズ合わせを120Fだけで終えることです。筆者は未使用なので、以下は公式情報に基づく考察です。

この記事の結論

  • 水面直下でハードを見切られる落ち鮎・コノシロには、セイルアッパー120Fのデッドスローとドリフトが公式の役割です。
  • 既存の165F(165mm / 46g / フック#2)が重すぎる小中規模の河川や港湾には、120mm / 20g / フック#6の120Fが持ち出しやすいサイズです。
  • 表層が無反応のとき、またはベイトが小魚寄りのときは、SBロデムRアッパーのリアアイ(水平)とフロントアイ(シャロー)でレンジを分けます。
  • どちらも小沼正弥氏が関わる2026年のモアザンのソフト系です。実釣の釣果は本稿では扱いません。

セイルアッパー120FとSBロデムRアッパーの基本情報

数字はダイワ公式の製品スペックです。潜行深度のメートル表記は、どちらのページにもありません。価格はメーカー希望本体価格(税抜)です。

項目モアザン セイルアッパー120Fモアザン SBロデムRアッパー
メーカーダイワ(モアザン)ダイワ(モアザン)
発売2026年5月2026年4月
監修小沼正弥フィールドテスター監修小沼正弥監修
全長 / 自重120mm / 20g3インチ / 14g・18g
タイプフローティングシンキング
素材エラストマー鉛+PVC(スペアボディはPVC)
フック / リング#6 / #3#10 / #2
入数1本ジグヘッド付き1個+スペアボディ1個
価格(税抜)1,500円1,200円(スペアボディ6本は850円)
得意レンジ水面直下(公式に深度の数値なし)リアアイは水平、フロントアイはシャロー(数値なし)
得意パターン落ち鮎、コノシロ。デッドスローとドリフトスレたシーバスへの水平スイム。スローとリフト&フォール
向く人表層の大型ベイトに、ハード以外の一手が欲しい人表層に出ない日に、3インチの水平スイムが欲しい人
向かない人165mm級のサイズ合わせだけが必要な人落ち鮎や大型コノシロのシルエットだけが必要な人

セイルアッパー120Fのカラーは7色です。ボラ、カビボラ、コノシロ、落ち鮎♀、ピンクコノシロ、チャートイナッ子ピンクベリー、チャートバックオレンジ。既存の165Fと色名は共通で、165Fは165mm / 46g、フックは#2です。

SBロデムRアッパーのカラーは14g・18gとも12色です。SG生カタクチ、マイワシ、SGハク、SGキビナゴ、SGグローチャート、マットチャートイワシ、ギンギラギン、小沼オレンジ、不夜城、マットピンク、小沼イワシ、レッドヘッド。スペアボディ(6本入り)の公式掲載色は、SG生カタクチ、SGハク、小沼オレンジ、不夜城、小沼イワシ、マットチャートイワシの6色です。12色すべてにスペアがあるわけではありません。

公式ページはモアザン セイルアッパーとモアザン SBロデムRアッパーです。

2026年のソフト系で何が新しいのか

2026年のこの2本は、セイルアッパーのテールを共有するソフト系です。120Fは165Fを120mm / 20gへ落としたフローティングで、発売月は2026年5月です。SBロデムRアッパーは、そのテールを3インチのシンキングに載せた小沼正弥監修モデルで、発売月は2026年4月です。

セイルアッパー120Fで165Fから変えた数字は、全長120mm、自重20g、フック#6です。素材のエラストマー、逆付けハイレスポンステール、フロントフックのスイベルはシリーズのままです。通常のシャッドテールは水面で水を噛みにくいため、テールを逆付けにして水面でも左右に振る、と公式は説明しています。

SBロデムRアッパーの新しさは、シーバス専用ジグヘッド+ワーム「SB RODEM」に、小沼正弥監修モデルが2026年4月に加わった点です。テールはセイルアッパーのデザインをそのまま採用し、スローリトリーブとリフト&フォールで動かす、と公式にあります。ヘッドのラインアイは2か所です。基本は水平姿勢のリアアイ、浅いレンジはフロントアイです。ワームはモアザン シーバスロデムRブレードと交換できます。Rブレード側の公式は、ワーム単体2.5インチにコロラドブレードを載せ、フラッシングで食い渋りを狙う、という別コンセプトです。

秋のシーバスではどう使うか

秋にこの2本を分ける基準は、水面にベイトが見えるかどうかです。落ち鮎やコノシロが表層にいるならセイルアッパー120F、見えない筋や小魚寄りの中層ならSBロデムRアッパー、という置き方が公式のレンジと一致します。重量の細かい使い分けは公式に手順がないため、後半は考察と分けて書きます。

公式が示す操作

セイルアッパー120Fは、デッドスローでもテールが振り子のように左右へ振れることと、流れに乗せるドリフトが公式の使い方です。着水音はハードより小さく、魚がはねた音に近い、と公式は書いています。フロントフックはボディのセンターへ真っ直ぐ刺して固定します。リアフックの固定は必須ではなく、ボディへの刺さりが気になるときだけ固定する、という案内です。

SBロデムRアッパーは、まずリアアイで水平に泳がせます。浅い場所へ切り替えるときだけフロントアイです。テールはスローリトリーブとリフト&フォールで動きます。ワームが傷んだら、付属のスペアボディへ誘導レールに沿って付け替えます。フラッシングが欲しい日は、ボディをRブレード側へ替える、という公式の逃げ道があります。

秋のパターンへの当てはめ(考察)

10月に落ち鮎が流れる河川は、120Fの公式コンセプトに一番近い場面です。フローティングの20gなので、165Fの46gよりデッドスローとドリフトのテンポを落としやすい、という読みです。これは重量差からの考察で、公式が120Fを165Fより遅く巻くとは書いていません。

イナッコが残っている日に120mmで合わせたいときは、カラー名にチャートイナッ子ピンクベリーがあります。ただし公式本文の主眼は落ち鮎とコノシロです。イナッコにも場所を選ばず使える、という紹介はLureNewsRの120F記事側の見立てなので、公式の用途とは分けて読んでください。

コノシロが大きく見える日は、165mmの165Fの方が体長に近いです。120Fにもコノシロカラーはありますが、大型ベイトのサイズ合わせを120mmだけで完結させる根拠は公式にありません。120Fは、165Fが大きすぎるフィールドや、ハードを見切られたあとのソフトの一手、と置くのが安全です。

水面が無反応で、カタクチやキビナゴ、イワシ系のカラーが活きる中層ならRアッパーです。14gと18gのどちらを先に結ぶかは公式に手順がありません。自重が4g違うシンキングなので、浅場や弱い流れは14g、流れがある筋や一段下は18g、という分け方は重量差からの推測です。着底の感度を上げるボトムタッチセンサーは、Rブレードの公式にはあり、Rアッパーの公式ページには見当たりません。Rアッパーに同じセンサーがあるとは書いていません。

使わない方がよい条件

  • ハードミノーですでにチェイスやバイトがある日。公式が120Fに求めるのは、ハードを見切る魚への別手です。
  • 遠投のサーフだけを、20gのフローティングに任せる日。飛距離の公式数値はありません。
  • 落ち鮎や大型コノシロのシルエットが必要な日に、3インチのRアッパーだけで代替する使い方。ボディ長が合いません。
  • Rアッパーの12色を、スペアボディ6色だけでローテーションしきる前提。公式のスペア色は6色です。

類似ルアーとの使い分け

同じ秋でも、120Fは水面直下のソフトスイム、Rアッパーは3インチの水平スイム、Rブレードは2.5インチのフラッシングです。2026年秋の表層ソフトとしては、モアザン ソフトウェイク150F(150mm / 33g、10月)が別枠にあります。ハードのシンペンでイナッコとコノシロを探る役は、既存のパイロットに残す方が整理しやすいです。

使うルアー向く状況
セイルアッパー120F落ち鮎・コノシロの水面直下。デッドスローとドリフト。165Fが大きすぎる場所
セイルアッパー165F大型ベイトに165mm / 46gで合わせるとき
SBロデムRアッパー表層が無反応。リアアイの水平、フロントアイのシャロー。スローとリフト&フォール
シーバスロデムRブレード同じヘッド系統で、ブレードのフラッシングが欲しいとき(ワームは2.5インチ)
ソフトウェイク150Fイナッコ主体で、水面直下を浮かせて食わせたいとき

今年の表層ソフトの整理は2026年の秋爆に期待できる3本にあります。ダイワの既存ソフトワームでタフな日をどう見るかはミドルアッパーのインプレ、イナッコとコノシロをハードシンペンで分ける実釣はリンバー115Sのインプレが参考になります。

よくある質問

質問への回答は、公式に書いてあることと、未使用の考察を分けています。

セイルアッパー120Fは165Fの代わりになりますか?

サイズの代わりにはなりません。120Fは120mm / 20g / フック#6、165Fは165mm / 46g / フック#2です。テールの考え方と素材は共通で、120Fは取り回し、165Fは大型ベイトの体長合わせ、と分けるのが公式スペックに沿った読み方です。

秋に先に結ぶなら120FとRアッパーのどちらですか?

水面に落ち鮎やコノシロが見えるなら120Fです。見えない、または小魚が中層にいるならRアッパーのリアアイです。この順番は公式のレンジからの考察で、釣果の比較ではありません。

SBロデムRアッパーのラインアイはどちらを使いますか?

基本はリアアイです。公式は、リアアイを水平姿勢、フロントアイをシャローエリア用と分けています。浅い場所へ切り替えるときだけフロントアイに付け替えます。

120Fはコノシロには小さいですか?

120Fにもコノシロカラーはあります。ただし公式が大型ベイト用として併記している165Fは165mmです。コノシロが大きく見える日のサイズ合わせは165Fを優先し、120Fは反応が薄いときのソフトの別手、と置くのが安全です。

RアッパーとRブレードはどう違いますか?

Rアッパー公式は、ボディをRブレードと交換できると書いています。Rアッパーは3インチで、セイルアッパーのテールをスローとリフト&フォールに使います。Rブレード公式は、ワーム単体2.5インチに高速回転のコロラドブレードを載せ、フラッシングで食い渋りを狙います。テールの揺れが欲しい日はRアッパー、フラッシングが欲しい日はブレード側です。

ハードミノーが効いている日も替えた方がよいですか?

替える優先度は低いです。セイルアッパーの公式は、ハードを見切ってしまう魚へのフローティングスイムベイト、という位置づけです。チェイスが来ているなら、そのハードを継続する方が公式の役割分担に合います。

まとめ

秋のソフト系としては、水面の落ち鮎・コノシロにセイルアッパー120F、表層が無反応な中層にSBロデムRアッパー、とレンジで分けるのが公式情報に沿った置き方です。120Fは165Fの小型版であり、大型ベイト専用の代わりではありません。Rアッパーは3インチの水平スイムで、フラッシングが必要ならRブレードへボディを替えます。次の出撃では、水面にベイトが見えるコースだけ120Fをデッドスローかドリフトで試し、見えない筋はRアッパーのリアアイで水平に巻いてみてください。

ガルバシリーズ全種は水面直下で使える?大野ゆうき監修の選び方

シーバスの水面直下を、シンペン(シンキングペンシル)でゆっくり通したいとき、どのガルバを選べばよいでしょうか。ダイワ モアザン ガルバシリーズは、大野ゆうきさん監修のリップ付きシンキングペンシルで、設計の軸は水面直下(スペック表では水面〜0.2m)です。向くのは湾奥・河川の表層、イナッコ規模のベイト、秋の大型ベイト(ストロング)。向かないのは、中層以下を長く探る釣りをこのシリーズだけで完結させることです。

この記事の結論

  • ガルバはショートリップ付きのシンペンで、スローでも水面直下をキープしやすい設計です。監修は大野ゆうきさんです。
  • 通常モデルは64S(9.7g)・73S(12.8g)・87S(19.3g)。レーザーインパクトは64S-LIと73S-LIです。公式に87S-LIはありません。
  • 細身ベイトはガルバスリム80S(10g)と110S(22.5g)。大型ベイト・ランカーはガルバストロング120S(45g、ラトリンとLIは47g)です。
  • 中層ミノーや通常の細身シンペンの代わりにはなりません。使うなら、まずただ巻きで水面直下を通すことです。

モアザン ガルバシリーズの基本情報

この記事はシリーズ解説です。数字はダイワ公式の製品ページに載っているものだけを表にしています。ガルバスリムの有効レンジと飛距離は、公式スペック表に記載がありません。

項目内容
メーカーダイワ(モアザン)
製品名モアザン ガルバ / ガルバ レーザーインパクト / ガルバスリム / ガルバストロング / ガルバストロング レーザーインパクト
監修大野ゆうき
タイプシンキングペンシル(ショートリップ付き)
得意レンジ水面〜0.2m(公式スペック。解説文は水面直下〜約20cm、0〜10cmを意識した設計とも記載)
得意パターン湾奥・河川の表層、スローピッチ、大型ベイト(ストロング)
向く人水面直下を、風や流れがあってもキープしたい人
向かない人中層以下を主戦場にする人。マイクロの超低速フローティングだけ欲しい人
モデル全長 / 自重フック / リング飛距離(当社テスト)重心税抜価格
ガルバ 64S64mm / 9.7g#10 / #2Max 52.5m / Ave 51.7m固定1,900円
ガルバ 73S73mm / 12.8g#8 / #2Max 61.5m / Ave 59m固定1,900円
ガルバ 87S87mm / 19.3g#3 / #3Max 69.5m / Ave 66.8m固定2,000円
ガルバ 64S-LI64mm / 9.7g#10 / #2Max 52.5m / Ave 51.7m固定(公式に別記載なし)2,100円
ガルバ 73S-LI73mm / 13.2g#8 / #2Max 61.5m / Ave 59m固定(公式に別記載なし)2,100円
ガルバスリム 80S80mm / 10g#10トレブル公式スペック表に記載なし重心移動1,900円
ガルバスリム 110S110mm / 22.5g#4トレブル公式スペック表に記載なし重心移動2,200円
ガルバストロング 120S120mm / 45g(ラトリン47g)#1トレブル / #4Max 79.5m / Ave 75.9m磁着保持重心移動2,400円
ガルバストロング 120S-LI120mm / 47g#1トレブル / #4Max 83m / Ave 80.7m磁着重心移動2,600円

公式の通常ガルバページには、サイズ比較として 64 / 73 / 87 / 120 とあります。スペック表に並ぶ通常ガルバは 64S / 73S / 87S で、120mm クラスはガルバストロングです。64S と 64S-LI の公式発売月は 2026年4月です。

何が新しいのか

ガルバの核は、シンペンにショートリップを足して、スローでも水面直下を保てるようにしたことです。細身シンペンは揚力が足りず、ゆっくり巻くと沈みやすい、と公式は説明しています。ガルバは体高と厚みで揚力を出し、リップで横風時の横滑りも抑えます。

通常ガルバは固定ウエイトです。スリムは重心移動、ストロングは磁着保持の重心移動です。同じ「水面直下」でも、シルエットと水押しと飛距離の取り方が違います。2026年4月の 64S / 64S-LI は、シリーズ最小の 64mm / 9.7g です。

ガルバ64S・73S・87Sはシーバスの湾奥で使える?

使えます。公式はベイエリアと河川向けのスローピッチコンパクトシンペンとして、湾奥の激戦区を書いています。アクションはワイドスイングです。サイズは、ベイトの大きさではなく、まず通したい距離とフック強度で分けるのが安全です。

いつ・どこで使うか

  • 64S(9.7g)は最短モデルです。近距離のピンポイントや、軽さ優先のときが候補です。2026年4月発売です。
  • 73S(12.8g)はシリーズの起点です。公式テスト飛距離は最大 61.5m、平均 59m です。
  • 87S(19.3g)は通常ガルバの最大です。フックは #3、リングは #3 です。飛距離は最大 69.5m、平均 66.8m です。

リトリーブの手順

  1. 着水後、ただ巻きで水面直下を通します。公式は弱りながら流されるベイトのイミテートとして書いています。
  2. ロッドを倒せば水面から数十センチ、立てれば引き波、とレーザーインパクトページの解説にあります。通常ガルバでも同じリップ付き設計です。
  3. 連続トゥイッチで、水面直下のドッグウォークを出します。大野ゆうきさんは、これを「ガルバダンス」と呼び、ただ巻き以外の使い方として製作段階から見込んでいました(ルアマガプラス 2022年の本人コメント)。

向かないのは、73S や 87S で中層を長く泳がせようとすることです。有効レンジの公式値は水面〜0.2m です。

ガルバ レーザーインパクトは夜や日陰で使う?

公式の主眼は、夜間や日陰のわずかな光でもベイトのような輝きを出すことです。64S-LI と 73S-LI が該当します。73S-LI は 13.2g で、通常 73S の 12.8g より 0.4g 重いです。64S-LI の自重は通常 64S と同じ 9.7g です。

レーザーインパクトは 3D マルチ反射で、イワシなどに近い高輝度の反射と、泳ぎ中の明滅を公式がうたっています。同じモアザンの光アピールとしては、スイッチヒッター85S-LIもあります。スイッチヒッターの有効レンジは約 20〜100cm で、ガルバの水面〜0.2m とは役割が違います。

公式ページに 87S-LI はありません。87mm で光が欲しい場合の公式手段は、通常 87S のカラー選択か、サイズを上げてストロングの LI に行くことです。推測の改造手順は書きません。

ガルバスリム80S・110Sは細身ベイトで使える?

公式は、細身で軽い引き心地、ピッチ速度と水押しの差で緻密に攻めるリップ付きスリムシンペンです。80S は 80mm / 10g / #10、110S は 110mm / 22.5g / #4 です。通常ガルバより長くても、80S は 73S より軽いです。

ただ巻きは幅広いスピードに対応する、と公式にあります。ガルバ共通のトップレンジでアクションさせる使い方も効果的、と書いてあります。有効レンジと飛距離の数値は、公式スペック表にありません。

公式ページの浦田諒テスターコメントでは、110S は沈下スピードが速く、着水後にレンジを下げてから巻き、上層へフラフラ泳ぎ上がる使い方が効く場面があった、とあります。水深 2m ほどのエリアでボトムを流す用法も同コメントにあります。これはテスターの追加用法で、シリーズの設計レンジ(水面直下)そのものではありません。

松永昌己テスターコメントは、ヒラスズキのシャローで、横風でもリップが水を掴む点を書いています。シーバス以外のターゲットを主戦場にする人向けの補足です。

ガルバストロング120Sはランカー狙いで使える?

公式は、ランカーシーバスと青物攻略向けの大型ファットシンペンです。120mm / 45g(ラトリンカラーは 47g)、フックは #1(ST-46#1 相当)、リングは #4 です。有効レンジは水面〜約 0.2m、アクションはスローピッチワイドスイングです。

極小リップは潜らせるためではなく、流れや風に負けず水面直下に留める「アンカー」だと公式は説明しています。磁着保持重心移動で、ファットボディでもキャストしやすく、着水後に重心を前方へ移して磁着します。飛距離は通常が最大 79.5m / 平均 75.9m、レーザーインパクト(120S-LI / 47g)は最大 83m / 平均 80.7m です。

単体の整理はガルバストロング120Sの記事、2025年のランカー特化の流れは2024・2025年シーバスルアー新製品の傾向にあります。同系統の BANQ120S との差は、比較記事を先に見てください。

向かないのは、120mm / 45g 級を港湾のマイクロ専用に使うことです。フックと波動が大きすぎます。

類似ルアーとの使い分け

ガルバ系列内は、シルエットとサイズで分けます。系列外では、水面直下専用か、もう一段深いシャローか、中層ミノーかを先に決めてください。

使うルアー向く状況
ガルバ 64S / 73S / 87S湾奥・河川の水面直下。スローのワイドスイング。ベイトはイナッコ規模が軸
ガルバ 64S-LI / 73S-LI同じレンジで、夜や日陰の光アピールを足したい
ガルバスリム 80S / 110S細身ベイト。軽い引き心地とタイト寄りの泳ぎ。110S は飛距離と沈下を公式テスターが強調
ガルバストロング 120S / 120S-LI秋の大型ベイト、ランカー、青物。#1 フック
スイッチヒッター85S-LI約 20〜100cm のシャローを広くただ巻きしたい。ガルバより深い
BANQ120Sストロングと同系統の大型シンペン。差は比較記事で確認
中層ミノー(セットアッパー DR など)0.2m より深いレンジを長く探る。ガルバでは足りない

スリムの 110S テスター用法(沈下してから浮上、ボトム付近)は、通常ガルバの「着水直後から水面直下」とは別の攻めです。迷ったら、まず 73S のただ巻きに戻すのが公式の基本に近いです。

よくある質問

ガルバは全部買う必要がありますか?

必要はありません。湾奥の水面直下が主戦場なら、73S か 87S が起点です。細身ベイトが続くならスリム、コノシロ規模とランカーならストロング、という足し方です。64S は 2026年4月の最小サイズで、近距離優先のときに検討します。

73S とスリム80S は何が違いますか?

73S は 73mm / 12.8g のファットで固定ウエイト、80S は 80mm / 10g のスリムで重心移動です。80S の方が長くて軽いです。公式はスリムを、ピッチと水押しで緻密に攻める側に置いています。同じ水面直下でも、シルエットをベイトに合わせる用途です。

レーザーインパクトは必須ですか?

必須ではありません。公式が前面に出すのは、夜間や日陰など光量が足りないときの反射と明滅です。デイのクリアでフラッシングを抑えたい局面では、通常カラーの方が無難です。87S の LI は公式にありません。

ガルバダンスとは何ですか?

水面直下のドッグウォークです。公式は連続トゥイッチによる水面直下ドッグウォークと書いています。大野ゆうきさんは、シンキングで沈みつつ浮上しようとする二要素で、水面を出たり入ったりするランダムなドッグウォークになると説明しています。基本はただ巻きで、ダンスは追加の引き出しです。

中層のシーバスにも使えますか?

公式の有効レンジは水面〜0.2m です。中層を主戦場にする用途としては書いていません。スリム110S のテスターが沈下を使う話はありますが、シリーズ全体の設計意図ではありません。深いなら中層ミノー側へ切り替えてください。

青物やヒラスズキにも使えますか?

ストロングは公式が青物とランカーを書いています。スリム110S は公式テスターがヒラスズキのシャローに触れています。通常の 64S / 73S / 87S の主文はシーバスのベイエリアと河川です。シーバス以外を主目的にするなら、ストロングかスリム110S の公式文を優先してください。

まとめ

モアザン ガルバは、大野ゆうきさん監修のリップ付きシンペンで、シリーズ共通の戦場は水面直下です。通常は 64S / 73S / 87S、光は 64S-LI / 73S-LI、細身はスリム 80S / 110S、大型はストロング 120S / 120S-LI です。次の出撃では、73S か 87S をただ巻きで水面直下に通し、反応が細身ベイトならスリム、サイズとパワーが足りなければストロングへ渡してください。

2026年の秋爆に期待できるシーバスルアーは?今年発売の3本

2026年の秋爆(秋のハイシーズン)で、シーバスのボックスに何を足せばよいでしょうか。軸は、イナッコの表層・水面直下と、サーフや遠投が必要な局面です。今年発売(または発売予定)では、ダイワ モアザン ソフトウェイク150F(2026年10月)、DUO タイドミノー スリム148F(2026年11月予定)、シマノ ネッサ ニーナ120S(2026年9月予定)が候補になります。向かないのは、コノシロ規模の20〜30cmベイトだけを追うパワーゲームを、この3本だけで完結させようとすることです。大型ベイト枠は別途ビッグミノー側が必要です。

この記事の結論

  • イナッコで反応が薄いときは、ソフトウェイク150Fのデッドスローと「浮かせておく」使い方が公式の主戦場です。
  • 河川や汽水域で、着水直後からミノーを動かしたいときは、タイドミノー スリム148FのMLSが役割です。
  • サーフのシャローを広く探るなら、ニーナ120Sの飛距離とリップレスが向きます。
  • コノシロの大型ベイト専用には向きません。ベイトサイズでルアーを分けるのが秋爆の基本です。

2026年秋爆ルアーの基本情報

この記事は、2026年に発売または発売予定のシーバス関連ルアーから、秋のイナッコ・表層・サーフに効きそうな3本を公式情報で整理したものです。実釣インプレではありません。

項目ソフトウェイク150Fタイドミノー スリム148Fニーナ120S
メーカーダイワ(モアザン)DUOシマノ(ネッサ)
発売2026年10月2026年11月予定2026年9月予定
全長 / 自重150mm / 33g148mm / 22g120mm / 24g
タイプフローティング(エラストマー)フローティング(重心移動)シンキング
レンジ最大潜行深度0.6m0.5〜0.8m公式に数値なし(サーフシャロー想定)
フック#3#5#5 × 3
得意パターン低活性・イナッコの食わせただ巻き〜ジャークの広域サーチサーフシャローの遠投サーチ
向く人ボイルに反応しない秋の表層で困っている人着水直後の立ち上がりを重視する人サーフでシャローを広く探りたい人
向かない人ハードボディの遠投パイロットだけ欲しい人ソフト素材の漂わせだけ欲しい人港湾のデッドスロー専用だけ欲しい人

2026年秋爆の今季の要点

秋爆の成否は、イナッコ(おおむね5〜10cm級)とコノシロ(20〜30cm級)を混ぜないことにあります。過去記事でも、ベイトサイズとタックルパワーを揃えることが結論でした。今年の新作は、そのうち「イナッコ寄りの表層・水面直下」と「サーフの遠投」を厚くしています。

ソフトウェイクは公式でも、クロスウェイクよりやや深めの水面直下で、反応がないときに浮遊感で攻める位置づけです。タイドミノー スリム148FはMLSで着水直後からスイムを始め、アピールのロスを減らす設計です。ニーナはサーフシャローのかっ飛びリップレスで、公式はシーバスもターゲットに含めています。

ルアー選択の基準

選ぶときは「ベイトの見え方」と「フィールド」で分けるのが安全です。イナッコが見えるのにハードのただ巻きで反応しないならソフトウェイク。広く探して反応の筋を探すならタイドミノー スリム。サーフの遠浅ならニーナ、という順です。

状況優先するルアー理由(公式の要点)
イナッコはあるが口を使わないソフトウェイク150Fスロー〜デッドスロー、デッドスティッキング、ソフト波動
河川・汽水域で広く探るタイドミノー スリム148FMLSで着水直後からアクション、0.5〜0.8m
サーフのシャローを遠投ニーナ120Sジェットブースト、リップレス、ウォブンロール
コノシロの大型ベイトこの3本以外20〜30cm級にはサイズが不足しやすい

イナッコ/コノシロのTPOの整理は、秋の爆釣パターン徹底解析も参照してください。フローティングで秋のイナッコを探る既存例は、WILIP 87Fのインプレがあります。

現場での進め方

  1. 観察: ベイトがイナッコ規模か、コノシロ規模か。水面のライズか、沖の回遊かを先に分ける。
  2. 選択: イナッコの食わせ不足ならソフトウェイク。探る段階ならタイドミノー スリム。サーフならニーナ。
  3. 操作: ソフトウェイクはスロー〜デッドスローと、浮かせておく使い方を公式どおり試す。タイドミノーはただ巻きからジャーク。ニーナはただ巻きとストップ&ゴーが基本(堀田光哉氏の公式コメント)。
  4. 切り替え: 反応がコノシロ寄り、または大型ベイト専用のサイズ感が必要なら、ビッグミノー枠へ戻す。2025年前後の大型化の流れは、2024・2025年シーバスルアー新製品の傾向が整理しています。

何が新しいのか(2026年モデル)

ソフトウェイク150Fは、檜山敏崇テスター監修のエラストマー製ウェイクです。コアボディにラトルと重心移動を載せ、ジャバラテールで「浮かせておくだけ」でも揺らぎを出します。ソフトリップは早巻き時に先端が折れ曲がり、タイトアクションへ移行して破綻しにくい、と公式にあります。

タイドミノー スリム148Fは、DUOのMLS(マグランチャーシステム)とD-バレットシステムを組み合わせたフローティングです。着水後、磁力でウェイトを前方へ戻し、大きく前傾しなくても水平に近い状態でスイムを始めます。148mm / 22g、レンジ0.5〜0.8mです。同系統の178Fは178mm / 32gです(価格・フックは公式の各サイズ表記に従います)。

ニーナ120Sは、ネッサのサーフリップレスミノーです。専用設計のジェットブーストで飛距離を出し、120mm / 24g、フック#5×3です。公式はヒラメ・マゴチに加え、青物やシーバスにも対応すると明記しています。

類似ルアーとの使い分け

同じ秋でも、役割は重なりません。ソフトウェイクは食わせと低活性、タイドミノー スリムはハードミノーのサーチ、ニーナはサーフ遠投です。既存のWILIP 87Fのようなフローティングは、秋のパイロットとして残しつつ、反応が薄い日にソフトウェイクへ渡す、という置き方が整理しやすいです。

使うルアー向く状況
ソフトウェイク150Fイナッコはあるのにハードに出ない。水面直下を漂わせたい
タイドミノー スリム148F着水直後から探りたい。0.5〜0.8mをただ巻き〜ジャーク
ニーナ120Sサーフのシャローを遠投でサーチする
WILIP 87Fなど既存Fミノー秋の表層パイロットとして、すでに使い慣れているとき

よくある質問

2026年の秋爆で、最低限1本買うならどれですか?

イナッコ主体の河川・港湾なら、ソフトウェイク150Fが今年らしい一本です。公式が「何をしても反応がないとき」の浮遊感を前面に出しているためです。サーフが主戦場ならニーナ120Sを先に検討してください。

タイドミノー スリム148Fはいつ発売ですか?

DUO公式は2026年11月発売予定です。一部メディアは10月と書いていますが、本文は公式の11月を採用しています。

ソフトウェイクはコノシロにも使えますか?

公式の主眼は水面直下の食わせと低活性です。コノシロの20〜30cm級をサイズで合わせる用途としては書いていません。大型ベイト枠は別ルアーを用意するのが安全です。

ニーナ120Sは港湾でも使えますか?

公式の開発意図はサーフのシャロー攻略です。シーバスもターゲットに含みますが、港湾デッドスロー専用としての記載はありません。サーフ以外は期待値を下げてください。

今年の新作だけで秋爆は足りますか?

足りない場面があります。コノシロのパワーゲームや、すでに実績のあるパイロット(例: WILIP系)は、新作と併用する前提が現実的です。新作は「食わせ不足」と「サーフ遠投」の穴を埋める位置づけです。

まとめ

2026年の秋爆で足を見るなら、ソフトウェイク150F(10月)、タイドミノー スリム148F(11月予定)、ニーナ120S(9月予定)です。次の出撃では、イナッコが見えても口を使わない局面だけ、ソフトウェイクのデッドスローか「浮かせておく」を1コース試してください。

【インプレ】コルセア65ボーンモデルはバチ抜けに使える?

エバーグリーン コルセア65 ボーンモデル

港湾のバチ抜けで、魚はいるのに通常のシンペン(シンキングペンシル)では沈んでしまい、口を使わせられないことはありませんか。エバーグリーンのコルセア65 ボーンモデルは、シーバスのバチ抜けとマイクロベイトで、ハンドル2〜3秒に1回転でも水面直下をキープできる食わせ特化のシンペンです。向かないのは、もう少し深く探りたいとき、活性が高く普通の速度で巻きたいとき、クリアボディの透明感でナチュラルに見せたいときです。

この記事の結論

  • 港湾や運河で、遅いバチ・ハク演出が必要な人向けです。
  • 2月〜5月のバチ抜け、春〜初夏のマイクロベイト(ハク)で特に出番があります。
  • 基本はナイトゲームのただ巻きで、2〜3秒にハンドル1回転です。
  • 見た目と自重7.0gは通常のコルセア65と同じで、ボーン素材による浮力の差が役割を分けます。

コルセア65 ボーンモデルの基本情報

コルセア65 ボーンモデルは、全長65mm・自重7.0gのシンキングペンシルです。数値は通常モデルと同じで、ボディ素材だけが高浮力のナチュラルABS樹脂(ボーン素材)に変わっています。

項目内容
メーカーエバーグリーン
製品名コルセア65 ボーンモデル
全長 / 自重65mm / 7.0g
タイプシンキング
フック#10(フロント・リア共通)
得意レンジ水面皮一枚下
得意パターンバチ抜け、マイクロベイト(ハク)
向く人激戦区の港湾で、デッドスローの食わせを使いたい人
向かない人中層まで沈めたい人、クリアの透明感で誘いたい人

ボーン素材は通常のクリアABS樹脂より比重が軽いため、同じ7.0gでも水中での浮力が強くなります。これが、超低速でも沈みすぎない操作感の根拠です。

コルセア65 ボーンモデルはどんなルアーか

コルセア65 ボーンモデルは、遊泳力の弱いバチやマイクロベイトを、水面直下のデッドスローで見せるためのシンペンです。通常のコルセア65と外形・自重は同じで、乳白色のボーン素材にして浮力とシルエットを変えています。

クリアABSより軽い素材なので、ロールやスイングのあとに姿勢が戻りやすく、遅い巻きでも動きが消えにくいです。夜間や濁りでは光を通さないボディの方が輪郭が出やすい、という使い分けにもつながります。

使ってわかったこと

実釣で効いたのは「遅さ」と「皮一枚下の水平姿勢」です。万能ではなく、遅く巻かないと食わない局面のスペシャリスト、という位置づけが妥当です。

良い点

  • ハンドルを2〜3秒に1回転しても、通常モデルほど沈まず、水面直下を水平に漂わせやすいです。
  • 高浮力のため、遅い流れでもロール後の復元が速く、デッドスローでもキレが残りやすいです。
  • 乳白色で光を通さないので、ナイトゲームや濁りではクリア系よりシルエットがはっきり出ます。
  • シャローでも沈み込みが緩いので、根掛かりを怖がりすぎずに岸際を通せます。

注意点

  • 万能ではありません。少しレンジを入れたいときや、普通の速度で巻きたいときは通常モデルの方が向きです。
  • 水が澄んでいて、クリアカラーの透明感でナチュラルに見せたい局面では不利です。
  • 「ここぞ」のタフな一投用なので、一日中これだけ、という使い方には向きません。

シーバスでの使い方

シーバスではナイトゲームが主戦場です。2月〜5月のバチ抜けと、春〜初夏のハクパターンで、満潮からの下げ始めなど流れが付き始めた時間帯に、超デッドスローのただ巻きが基本になります。

いつ・どこで使うか

  • 時期: 一年中使えますが、2月〜5月のバチ抜け、春〜初夏のマイクロベイト(ハク)で特に効きます。
  • 時間帯: 夜間がメインです。満潮からの下げ始めなど、流れが効き始めたタイミングを優先します。
  • 場所: 港湾の常夜灯周り・岸壁沿い、流れの緩い運河や小規模河川、水深の浅いシャローです。

リトリーブの手順

  1. 着水したらすぐに糸ふけを取ります。
  2. ロッドは立て気味にして、水面直下をイメージして巻きます。
  3. 巻速の目安は2〜3秒にハンドル1回転です。ラインの重みを感じるか感じないか、ぎりぎりの遅さにします。

流れの変化でルアーがふらついた瞬間にバイトが出やすいです。関連するバチ抜け用の低速シンペンとして、マニックスロー95のインプレも参照してください。

通常のコルセア65との使い分け

同じコルセア65でも、ボーンモデルは水面直下の超低速、通常モデルはもう少し深いレンジと普通の巻速、と役割が分かれます。スペック表の数字は同じなので、状況で持ち替えるのが合理的です。

使うモデル向く状況
コルセア65 ボーンモデル水面直下ギリギリ。バチ抜けで極限まで遅く巻く。濁りでシルエットを出したい
コルセア65 通常モデル少しレンジを入れたい。活性があり普通の速度で巻ける。澄み潮でクリアの透明感を使いたい

よくある質問

コルセア65 ボーンモデルは初心者でも使えますか?

使えます。操作はただ巻きが基本で、ジャークの手数は要りません。ただし巻速が速すぎると、ボーンモデルの利点である水面直下キープが消えます。2〜3秒に1回転から始めるのが安全です。

通常のコルセア65と何が違いますか?

全長65mm・自重7.0g・フック#10は同じです。違いはボディ素材で、ボーンモデルは高浮力のナチュラルABS(乳白色)です。同じ重さでも水中の浮力が強く、より遅く、より浅く通せます。

デイゲームでも使えますか?

使えなくはありませんが、この記事の主戦場はナイトゲームです。昼間で効果が出やすいのは、濁りが入ってシルエットを出したいときです。クリアなデイゲームで透明感を出したいなら、通常モデルの方が向きです。

どのくらいの速さで巻けばいいですか?

目安は2〜3秒にハンドル1回転です。通常モデルが沈み始める遅さでも、ボーンモデルは皮一枚下に残りやすいです。バイトは、流れでルアーがふらついた瞬間に出やすいです。

毎日のメインルアーにしてよいですか?

毎日のメインには向きません。遅く巻かないと食わないとき、バチやハクを水面直下で見せたいときの替えがきかない一本、という使い方が原文の趣旨です。中層や通常速度が必要な日は、通常のコルセア65に戻してください。

まとめ

コルセア65 ボーンモデルは、シーバスのバチ抜けとマイクロベイトで、デッドスローでも水面直下をキープするためのシンペンです。65mm・7.0gは通常モデルと同じで、ボーン素材の浮力だけが役割を変えます。次のナイトゲームでは、2〜3秒に1回転で皮一枚下を通すことだけ試してください。