鱸新聞

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これから発売予定のバチ抜け用ルアー - 2024年のバチ抜けに活躍するか⁉️

2024年のバチ抜けに向けて新作ルアーが登場しています。

今回はジャッカルの「ヒエイ123F」とシマノの「エクスセンス LANZA(ランザ)120F ジェットブースト」を紹介します。

 

まずは初心者向けにバチ抜けを解説します。

バチ抜けとは

バチ抜けとは、汽水域に生息するゴカイ類の一種である「バチ」が、産卵のために海へ抜け出す現象です。バチは、春に産卵のために海へ抜け出し、夏には再び汽水域に戻ってきます。

バチ抜けは、主に河川や運河で発生します。発生時期は、地域や年によって異なりますが、一般的に晩冬から初夏にかけてです。

バチ抜けが発生すると、河川や運河の水面には、バチが大量に集まります。

バチ抜けは、シーバスやチヌなどの魚にとって重要なエサとなるため、これらの魚の釣りの好機となります。特に、シーバス釣りでは、バチ抜けの時期は「バチ抜けパターン」と呼ばれる、非常に釣果の期待できるパターンとなります。

ヒエイ123F

  • 2023年にジャッカルからリリースされる新製品「ヒエイ123SF」は、シーバスゲーム用のスリムミノーであり、特に冬から春にかけてのバチ抜けパターンに特化している。
  • ヒエイ123SFは全長123mmで、重さは11.2g、スローフローティング仕様で、最大で水深30cmに潜行することができる。
  • フックは8番サイズのトレブルフックを3つ搭載しており、マグネット式の重心移動システムが組み込まれているため、軽量ながら平均50mを超える飛距離を実現している。
  • アクションは多彩で、I字引きやウォブリングアクションなどが可能で、引き波を伴ったアプローチができる。
  • 3連のトレブルフック仕様なので、どの方向からシーバスが噛んできてもフックアップが期待できるが、早めのフッキング動作が重要である。
  • ヒエイ123SFのリップやボディ形状に注目があり、小型リップが頭部アゴ下に配置されており、背中にくびれが設けられている。これらの設計は、アクションの弱々しさや引き波を細く弱くするための工夫として役立っている。
  • ボディ内部には彫りが施されており、これが水面直下でのアピールに寄与している。全体で8種類のカラーバリエーションがあり、視認性の高い膨張色からリアルでナチュラルな色まで様々な選択肢がある。

エクスセンス LANZA(ランザ)120F ジェットブースト

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  • 2024年1月に登場予定の新製品「エクスセンス LANZA(ランザ)120F ジェットブースト」は、バチ抜け特化型のリップレスなフローティングペンシル。
  • ランザは軽量でフローティングながら飛距離があり、ジェットブースト搭載により特有のアクションレスポンスを実現している。
  • 「エクスセンスミーティング2023 in 神奈川」では、ランザの内部構造が丸見えのモデルが展示され、参加者は実際に触れて試し投げができる貴重な機会が提供された。
  • イベントではシマノのインストラクターやモニターが参加者にアドバイスをしながらシマノ製品を試し投げさせ、質問に答えるなど充実の内容であった。
  • エクスセンス ランザ120F ジェットブーストのスペックは、全長120mm、重量7.5g、飛距離44m、スイムフォームは水平姿勢で引きやすい。
  • ランザはバチ抜けパターン特化型で、バチ食いのシーバスに対してバチのようにイミテートして狙うことができる。
  • ジェットブースト搭載により、フローティングでありながら飛距離が出て、リップレスでよりナチュラルな動きが演出できる。
  • ランザは細身のシェイプで、内部にジェットブーストとタングステンウエイトが組み込まれ、バチ抜けパターンに適した設計となっている。
  • 発売は2024年1月を予定。

おすすめのフック

バチ抜け用ルアーにはがまかつのRB-MH #12が最適ですが品薄であまり手に入りません。代替としてFimoのフックはどうでしょうか?

発売済みのバチ抜け用ルアー

すでに発売済みで実績のあるルアーについてはこちらの記事をご覧ください。

suzuki-shinbun.hatenablog.com